アウトプットの重要性
勉強にはインプットとアウトプットという2つの過程があります。
もう少し具体的に説明すると、
【インプット】
①授業や講義を聞く(人から教わる)
②教科書や参考書を読む
③覚える→理解する
【アウトプット】
①問題を解く→答え合わせをしてインプットしたことを確かめる
②理解したことを整理する(誰かもしくは自分に対して説明をする)
③テストや模試を受ける
ということになります。さらに、付言すると、上記に加えて音読という勉強方法があります。音読はインプットと同時にアウトプットも兼ね備えた実に優れた勉強方法の一つなので、ぜひ実践するようにしてください。
そして、厳しい言い方をすれば、これ以外の勉強は、厳密には勉強ではなく、単なる「作業」に過ぎません。例えば、何も考えずにただ答えを丸写ししたり、覚えようと意識せずにひたすら単語を書き続けるなどの行為がそれにあたります。
つまり、成績を上げるにはどうすればいいのかというと、勉強時間からできるだけ作業時間を排除し、インプットとアウトプットをバランス良く行えばいいのです。
しかし、この「バランス良く」というのが、実は非常に難しく、ほとんどの生徒がアウトプットよりインプットを重視する傾向にあるのが、現状です。
そこで、大事になってくるのが、アウトプットの②ステップである「理解したことを整理する」ことです。難しく聞こえるかも知れませんが、要するに自分が学んだことを単なる知識だけに終わらせず、もう一段階ステップアップして、誰かに説明できるまで理解を深められれば良いのです。ここまで深められれば、その問い対する本質を知ることになり、テストや試験で少しひねった問いに対して対処ができるようになります。
音読と誰かに説明すること。そしてアウトプット重視の勉強法。ぜひ実践してみてください。