お金の使い方を親子で考える。
12月はクリスマスや冬休みがありますね。どうしてもお財布の紐が、緩みがちになりますよね。
しかし、主婦は何とか節約したいと考えていませんか。
ただ、一人で悶々と節約のことばかり考えていると、疲れてしまいます。
塾とは関係ない話になってしまいますが、この機会に、子供たちにも「正しい節約」の感性を学ばせて、お金の使い方を家族で一緒に考えてみては、いかがでしょうか。
とあるFPさんの記事にこんなことが書いてありました。
「正しい節約」の姿は、次のうちどちらの女性でしょうか。節約するつもりで、バーゲンで洋服を買いました。しかし、その場の勢いで買ってしまったので、結局また違う洋服を欲しくなり買ってしまった。一方で、定価で購入しているけれど、手持ちのワードローブとの組み合わせを考え、本当に気に入った洋服を購入している。結局、バーゲンで洋服を勢いで買う女性の方が、考えて定価でものを買う女性よりもたくさんお金を使っているそうですよ。さらに本当に気に入ったものを購入している人の満足感は長く続きます。
「正しい節約」とは、無駄を省くことですが、短期間の節約ではなく長い目で満足を得られる節約を行うことが大切です。
上手に節約をしていく為には、やみくもに節約をするのではなく、何のために節約をするのかシンプルに考えてみることが大事です。目的が期限がはっきりすると実行しやすいです。例えば、家族全員が(誰が)、旅行のために(目的)1年間(期限)外食を月3回だったのを月1回のみにする(家計の項目 食費)などです。
子供のおこずかいも大人の家計も考え方は同じです。「正しい節約」をするのに、三つの項目に分けて考えます。①長期で物事を考える。②メリハリを持つこと。③節約とケチは違う。
①長期で物事を考えるとは、長期で目標金額を貯めることです。毎月1万円貯めたら、1年12万5年で60万貯まります。無意識に使ってしまいそうな1万円を、毎月継続することで目標が達成できます。また、節約する金額も日単位ではなくて、大きな固定費の節約を年一回行う方が、簡単なこともあります。
②メリハリを持つこと。節約疲れにならないように、「この項目に関しては徹底するけれど、この項目に関しては節約を考えない。」といったメリハリが必要です。お金は貯めるだけでは、幸せになれません。使って初めて豊かになるのです。
③節約とケチは違う。節約をどこまでするか?という基準に迷ったときは、節約とケチの違いを考えるといいです。他人に不快を与えたりするのはケチです。自分自身に厳しく行うのは節約です。公共のものを持ち帰るのはケチです。そんなことまでするのと感じさせたら、そこがボーダーラインです。家族みんなで、ボーダーラインを考えるといいかもしれません。
大人でも上手に節約するのは難しい時があります。子供は、なおさらです。子供たちには、幸せになるお金の使い方と、「正しい節約」を身に付けられるように、なってもらいたいです。ぜひ冬休みに、「正しい節約」について家族で考えてみてくださいね。
また、お金を使って豊かになる体験も大事です。お年玉を手にした子供たちが、よく考え自分の為に、思い切って使う。そしてギュッと節約してマネーセンスを磨いてもらいたいです