塾長ブログ

子供の成長を促すコツは?

「学習性無力感」という言葉をきいたことがありますか?

マーティン・セリングマンという心理学者が提唱した考え方です。

 

 こういう実験があります。

犬を逃げられない状態にして何十回も電流を流します。犬は逃げよう、逃げようとするけれども、どうしても逃げられない。そのうちに自分は逃げようとしても無理だと分かり、甘んじて電気ショックを受け続けるようになってしまうのです。

最後には、逃げられるように鎖を解いてやっても逃げなくなってしまうのです。

これは、非常に興味深い実験です。

 

 これは犬の実験の例ですが、ここで何が証明されたかというと「いろいろな事をやってみたけれど、私じゃだめだ。何をやってもだめなんだ」というあきらめを学習しまうのです。その結果、「学習性無力感」が出てしまうのです。そう、なにをやってもだめなんだ・・・という無力感を学んでしまうことはとても怖いことです。

 

 こういった子供に、どうやって学習をやらせたらいいのでしょうか?そこで、自分のこどもは「何を言っても駄目だ」と思っている親は、親としてしてはいけないことが2つあります。それは、①ご褒美でつることです。勉強=物 という図式が子供の頭の中に完成すると最後の踏ん張りがきかなくなります。2つ目は、②頭ごなしに叱ることです。自分の中に諦めが出ていることを子供は分かっています。自信喪失しているわけです。そこで「何であなたはできないの」と言うのが一番危険です。

 

 子供に質問するときは、「なんで」は×です。「なにが」を使って下さい。例えば、「あなたはなんで片付けられないの?」と聞くと本人の能力を責めることになります。しかし「何が原因で片付けられないの?」と聞けば自分ではない部分が問題になります。お父さんとお母さんにお願いしたいことは、こういった状況の時は怒らないで、自信を取り戻させてあげて欲しいのです。

 

 では、どんな言葉をかけてあげればいいのか。簡単です。「大丈夫、あなたは、私の子供なんだから絶対できるよ」と言っあげてください。人には「承認欲求」というものがあるので、誰かに認められることが一番のご褒美なのです。そして、やるきもひきだします。

そのあとに物質的なご褒美をあげてくださいね。そのほうがより効果的ですよ。

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