理系人材が日本を支える!? 2040年を生きる子どもたちに、今、大人ができること
先日、文部科学省が高校教育改革「N-E.X.T.ハイスクール構想」の
キックオフイベントを開催したというニュースを目にしました。
少子化やAI・デジタル技術の発達などによって社会が大きく変化する中、
2040年には地域産業を支える人材や理系人材の不足が、さらに深刻になると予想されています。
2040年。
ずいぶん先のことのように感じますが、
今の中学生・高校生が大人になり、社会の中心で活躍している頃です。
では、その時代を生きる子どもたちには、どんな力が必要なのでしょうか。
数学や理科の知識。
AIやデジタルを使いこなす力。
もちろん、どちらも大切です。
でも、それだけではないように思います。
「なぜだろう?」と疑問を持つこと。
自分なりに考えること。
まずやってみること。
うまくいかなければ、別の方法を考えること。
そして、自分一人では難しいときには、周りの人と協力すること。
こうした力は、理系・文系にかかわらず、
これからの社会を生きる子どもたちに必要になってくるのではないでしょうか。
そして、ここで私たち大人にもできることがあると思っています。
子どもが困っていると、私たち大人はつい、
「こうすればいいよ」
「それは違うよ」
「もっとこうした方がいい」
と、答えを教えたくなります。
もちろん、教えることが必要な場面もあります。
でも、いつも大人が先に答えを出してしまったら、子どもが自分で考える機会はどうなるでしょう。
そこで少しだけ待ってみる。
「あなたはどう思う?」
「どうしたらできそう?」
「他に方法はあるかな?」
と問いかけてみる。
これは、私が学んできたコーチングでも大切にしている関わり方です。
すぐに答えを与えるのではなく、問いかけ、相手の中にある考えを引き出していく。

これからは、AIに聞けば多くの「答え」が返ってくる時代です。
だからこそ人間には、「何を問い、どう考え、その答えを使って何をするのか」が、これまで以上に求められるのかもしれません。
2040年に活躍する人材を育てる。
そう聞くと、とても大きな話に感じます。
でも、そのスタートは案外、日常の中にあるのではないでしょうか。
家庭でも、学校でも、塾でも。
子どもが考えているとき、少し待ってみる。
そして、
「あなたはどう考える?」
と聞いてみる。
そんな大人との日々の関わりの積み重ねが、
自分で考え、行動し、未来を切り拓いていける子どもたちを
育てていくのではないかと思います。
